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かめちゃんのブログ

おやつを食べながら気ままに読めるブログ

映画「その木戸を通って」、時代劇専門チャンネルで放送予定

映画「その木戸を通って」が、2015年11月と12月に時代劇専門チャンネルで放送予定です。
原作は、山本周五郎 原作の短編時代劇です。
この短編は、リドル・ストーリーです。
リドル・ストーリーとは、作者が結末を書かずに読者の想像に委ねる物語。

原作を読んで面白かったので、作品を調べると市川崑 監督で映画化されていることを知り観たいと思っていました。
ひかりTVで録画予約しました。

原作のストーリーを少し紹介します。
ある藩の独身の武士の家に、武家の身なりの若い娘が訪ねて来ます。
武士が会うと知らない娘で、娘は自分の名前さえも覚えていない記憶喪失でした。
武士は、なぜ自分の名前だけを知っているのか不思議に思います。
ちょうどその頃、武士に家老の娘との縁談が進んでいて、縁談を邪魔する勢力の工作だと疑います。
あらぬ噂を立てて破談にするということです。
工作なのか確かめるために、雨の中に娘を追い出して気づかれないように後を付けて、娘が黒幕の元に行くのか確かめることにします。
この後の話は省略しますが、山本周五郎文学の情緒的で美しい物語です。

映画は独自の結末があるようなので楽しみです。
結末が不明だと、映画を観た観客がスッキリしないので付け足したのでしょうか?
DVDは現在入手困難なので、放送で観れるのは貴重ですね。


【リンク】
その木戸を通って(主演:浅野ゆう子)|365日時代劇だけを放送する唯一のチャンネル時代劇専門チャンネル:


(2015年11月26日 追記)
録画した番組を観ました。

映画は原作の最後の17年後が、最初と最後に追加されていました。
間のストーリーはほぼ原作通りです。
市川崑監督の映像は綺麗ですね。
主演の浅野ゆう子さんの演技は完璧でした。
相手役の中井貴一さんも安定した演技で、ラストの前までは日本映画屈指の名作と思っていました。
最後に付け足した場面は無い方が良いという意見がありますが、確かに微妙ですね。
ほろ苦の結末なのでハッピーエンドを期待した人は、最後はいらないと思いそうです。
エンドクレジットにフジテレビのロゴが表示されて、世にも奇妙な物語みたいになったと思いました。
中井貴一さんの最後の台詞「ふさではない。人違いだった。」と私も思いたいですね。
そう考えると、結末不明のリドル・ストーリーに戻りますね。
やはりこの映画は何度も繰り返して観たくなる名作です。
ふさなのか?ふさではないのか?モヤモヤした思いが後を引く映画です。