2018年1月11日発売「将棋推理 迷宮の対局」 (光文社文庫 山前譲/編) 、購入しました。
オビの宣伝文は「永世七冠も天才中学生も驚く 手に汗にぎるミステリー名人戦」です。
タイムリーなコピーですね。
将棋ミステリー9作品が収録されたアンソロジーですが、収録作品の一覧を書いておきます。
- 詰将棋殺人事件 (山村正夫) 1971年
- 棋神の敗れた日( 高木彬光) 1978年
- 悪戯 (甲賀三郎) 1926年
- 金知恵の輪 (山沢晴夫) 1996年
- 贅沢な凶器 (馬場信浩) 1985年
- 歩が殺された (藤沢桓夫) 初出不詳
- かげろう飛車 (泡坂妻夫) 1979年
- 詰将棋 (横溝正史) 1946年
- 将棋道場殺人事件 (斎藤栄) 1982年
読んだことがある作品は「かげろう飛車」だけですね。
書籍「秘文字」で発表された作品ですが、書下ろし暗号ミステリーを暗号化して発刊したユニークな本です。
文字が一定のルールでバラバラになっていたり、文字がトランプ記号に変換されていたり面白い本でした。
※本書の収録作品は暗号化されてなく普通に読めます。
編者の最後の解説で、収録作品以外の将棋ミステリーを多数紹介されていて参考になります。
編者が注目している最近の将棋ミステリー作家は、葉真中顕 氏だそうです。
短編の将棋ミステリーを発表されているそうですが、長編を書いて欲しいそうです。
長編の将棋ミステリーを私も読んでみたいですね。
【リンク】
将棋推理 迷宮の対局 山前譲/編 | 光文社文庫 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334775896