AndroidのMacroDroidアプリで、Web検索するマクロを作成します。
MacroDroidは機能が豊富なアプリなので、要点と注意点を書きます。
【MacroDroidの基本】
MacroDroidのマクロは3つの部分に別れています。
- トリガー:マクロを実行するきっかけ (マクロのショートカットから手動実行、端末の状態変化で自動実行など)
- アクション:マクロの本体 (アクションブロック一覧から選択&配置して、各ブロックのオプションを設定する)
- 条件:トリガーの発生条件 (ある時間帯だけマクロを自動実行させる等)
【マクロ作成】
スカパーの番組検索マクロの例(検索キーワードは、クリップボードの文字列を使用)
- トリガー:「ショートカットからの起動」を選択
- アクション:「Webサイトを開く/HTPPを取得」ブロックを配置、パラメーターは「https://bangumi.skyperfectv.co.jp/P/query:[clipboard]/」 ※[clipboard]はMacroDroidのクリップボード文字列を取得するシステム変数。入力欄右の「..」ボタンで、システム変数一覧から選択する。
- 条件:なし
【マクロ実行】
- 作成したマクロ一覧画面で、マクロをロングタップするとメニューが表示されるので、「ホーム画面にショートカットを作成」を選択する。(ショートカット作成は初回だけで良い)
- Webブラウザやメールアプリ等で、検索したいキーワードを選択&コピーして、文字列をクリップボードに格納する。
- ホーム画面のショートカットをタップして実行すると、Webブラウザが起動して検索結果ページが表示される。
【その他】
①検索したいキーワードを直接入力してWeb検索するマクロの解説です。
上で作成済みのマクロを編集して作成する手順です。
- アクションの最初に「MacroDroid変数に値を設定」をブロックを追加する。
- オプション選択で、「新規変数」を選択して変数名を入力する。タイプは文字列を選択する。※変数名の例 KeyWord
- [値]と[ユーザープロンプト]の選択は、[ユーザープロンプト]を選択する。
- ユーザー文字列入力で、ユーザープロンプトのタイトルと説明を入力する。※マクロ実行時に、何をするマクロで、何を入力するか分かるように説明を書いておく。
- アクション「Webサイトを開く/HTPPを取得」ブロック、パラメーターを修正する。スカパー番組検索の例「https://bangumi.skyperfectv.co.jp/P/query:[v=KeyWord]/」※[v=KeyWord]はユーザーが作成した変数。入力欄右の「..」ボタンで、システム変数一覧から選択する。変数はグローバル変数なので、1つ作成すると他のマクロでも利用可能。
- マクロ実行すると、ユーザープロンプト画面を表示、検索キーワードを入力してOKすると、Webブラウザを起動して検索結果が表示される。
②アクションの「Webサイトを開く/HTPPを取得」ブロックのパラメーターを変えれば、他のサイトの検索でも利用できます。
③「Floating Apps」の「フローティングメニュー」に作成したマクロを登録すると、マクロ実行が簡単になります。
「フローティングメニュー」は常に画面端にあるので、ホーム画面に戻ってマクロのショートカットを起動しなくてよくなります。
マクロの登録はコツがあって、アプリ一覧から「MacroDroidのショートカット」を選択すると、作成済みマクロ一覧が表示されるので、登録するマクロを選択します。
【リンク】
MacroDroid - デバイス自動化 - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.arlosoft.macrodroid&hl=ja