気になったので調べてみました。
前提は、TVがBluetooth未対応です。
ポイントは、なるべく音声の遅延なく聴きたいです。
音楽を聴くのは遅延は問題になりませんが、TV視聴で音声の遅延があると、唇の動きと音声がズレて違和感がありますね。
TVのヘッドホン/イヤホン接続端子に、Bluetoothトランスミッターを有線接続して音声を飛ばせば、
Bluetoothイヤホンで、トランスミッターとペアリングして音声が聴けます。
トランスミッターとイヤホンの両方とも、Bluetooth5対応でaptX対応製品にすれば低遅延のようです。
aptX製品の価格は一番安価な商品で、合わせて5千円ぐらいです。(トランスミッター約3,500円+イヤホン約2,000円)
aptXLLが一番低遅延のようですが。
トランスミッターは安価な商品でもaptXLLに対応していますが、aptXLLに対応するイヤホンは1万円〜3万円ぐらいするようです。
※未購入なので、具体的な商品名は書きません。
コーデック(音声圧縮の方式)
SBC(標準):遅延220ms (遅延が大きくテレビ視聴には向かない。)
AAC:遅延120ms
apt-X:遅延 70ms
aptX Low Latency(LL):遅延40ms未満
※1秒は1,000ms(ミリ秒)
60fps(frames per second)の動画は、1秒に60フレーム(60枚の静止画)なので、1フレームは約16.6ms。
音声の遅延をフレームに換算すると、遅延40msは約2.4フレーム遅延、遅延70msは約4フレーム遅延、遅延220msは約13フレーム遅延になりますね。
※30fpsの動画だと、フレーム遅延は60fpsの半分です。
Bluetooth5.0は、前の規格4.2よりデータ転送速度が2倍で、通信範囲が4倍になったので、Bluetooth5.0以降が低遅延のもよう。
※2020年4月現在の最新はBluetooth5.1。5.1は5.0に方向探知機能が追加されたそうです。
【リンク】
Bluetoothを高音質/低遅延化する「aptX」。CSRが説明 - AV Watch
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/678508.html
Bluetoothの『バージョン』とは? 5.0から最新5.1への進化ポイントも解説|TIME&SPACE by KDDI
https://time-space.kddi.com/ict-keywords/20190909/2738