かめちゃんのブログ

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2020年3月 100分 de 名著「アーサー・C・クラーク スペシャル」

2020年3月のNHK Eテレ番組 100分 de 名著は、SF作家の「アーサー・C・クラーク スペシャル」です。

※毎週月曜日/午後10時25分~10時50分 <再>水曜日/午前5時30分~5時55分、午後0時~0時25分(Eテレ

人間にとって根源的な問題をSFという手法による思考実験を通して、大胆に問い続けてきた作家・アーサー・C・クラーク(1917-2008)。「100分de名著」では、卓越した未来論、文明論としても読み解けるクラーク作品を通して、「未来社会のあり方」「科学技術のあり方」といった普遍的な問題をあらためて見つめなおします。

 

第1回 知的好奇心が未来をつくる ~「太陽系最後の日」~ 2020年3月2日(月)午後10時25分~10時50分

第2回 人類にとって「進化」とは何か ~「幼年期の終わり」~ 2020年3月9日(月)午後10時25分~10時50分

第3回 科学はユートピアをつくれるか ~「都市と星」~ 2020年3月16日(月)午後10時25分~10時50分

第4回 技術者への讃歌 ~「楽園の泉」~ 2020年3月23日(月)午後10時25分~10時50分

 

【指南役】瀬名秀明…「パラサイト・イヴ」「BRAIN VALLEY」等の作品で知られる作家。

第1回は3月2日(初回)と3月4日(再放送)に放送済みですが、HNKオンデマンド(有料)で視聴できますね。

番組の単体購入、月額料金のまるごと見放題パックのどちらでも視聴できます。

 

作家の瀬名秀明 氏が、クリスマスに贈る 驚きに満ちた贈り物というキーワードで選んだ短編小説アンソロジー「贈る物語 Wonder」(光文社)に、「太陽系最後の日」が収録されています。

推薦文でこの小説は「人間の靭(つよ)さを描いているのです。」と書かれて絶賛されています。

 

NHKテレビテキスト「100分 de 名著」『アーサー・C・クラーク スペシャル』電子書籍版を購入しましたが、アーサー・C・クラーク読本のような内容でSFファンにオススメですね。

 

アーサー・C・クラークなら「2001年宇宙の旅」を取り上げて欲しかったのですが、難解なSFだから除いたのでしょうか。

SF作家はグレッグ・イーガンを取り上げて欲しいのですが、死とか幸せとか母性とかの問題に深く踏み込まないといけないので難しいのかな。

例えば、科学技術が発達した未来で、小さい時に脳に人工知能チップを埋め込んで個人の思考を長期間学習させて、大人になると脳から人工知能チップに切り替えて永遠の生命を得る話「ぼくになることを」は、自分とは何かを読者に突きつけてきます。

 

 

【リンク】

100分 de 名著
https://www.nhk.or.jp/meicho/

 

名著96 「アーサー・C・クラーク スペシャル」:100分 de 名著
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/96_clarke/index.html