WOWOWシネマで ミステリ映画「真夏の方程式」(原作 東野圭吾、主演 福山雅治)を放送していました。
天才物理学者が探偵役で、科学の力で事件を解決するガリレオシリーズの長編です。
複雑に絡み合った人間関係が作品に深みを与えています。
「真夏の方程式」は、原作を読んで、映画の放送を何度か視聴していますが、方程式の意味がよく分かりません。
映画の放送を視聴中に、突然方程式の意味を思いついたので、ネタバレなしで私見を書きます。
古典的な名作SFで「冷たい方程式」(トム・ゴドウィン作)があります。
ある星で致死性の疫病が発生して、複数の患者が発生します。
血清を積んで急いで目的地に向かう男性パイロット1人の小型宇宙船で、少女の密行者が見つかります。
困ったことに重量がギリギリで、少女を乗せたままだと目的地に着けません。
男性パイロットは、冷たい選択をすることになります。
作品発表後に話題なり、様々な作家が解決策を書いています。
「真夏の方程式」は、「冷たい方程式」からタイトルを付けたと言うのが、私見ですね。
「真夏の方程式」で最初に起きた事件(トラブル)が、「冷たい方程式」の少女の密航のトラブルです。
関係者がトラブルを解決しよう(方程式を解こう)とします。
「真夏の方程式」は解決策が間違っていた(方程式の解が違う)ので、事件が連鎖して行きます。
事件の連鎖を止めた(方程式を解いた)のが、主人公の天才物理学者です。
その解が本当に正しいのかは、後世の評価ですね。
この作品の教訓は、方程式が解けないときは、自分だけで考えないで識者に相談しようですね。
【リンク】
真夏の方程式 - 映画・映像|東宝WEB SITE
https://www.toho.co.jp/movie/lineup/manatsu-hoteishiki/index.html