「Fritz」(Android)チェスアプリを購入しました。
580円の有料アプリですが、コンピュータ対局、局面分析、棋譜入力・棋譜ファイル読込、棋譜管理などの豊富な機能があり、チェス初心者からエキスパートまで万人にオススメのアプリです。
機能を紹介します。
【対局機能】
サイドメニューから、通常対局(Frindly)とレーティング対局(Reted Game)の2つの対局が選べます。
レーティング対局は、コンピュータ(強さ5段階)と対局して、勝てば自分のレーティングが上がり、負ければ下がります。ヒント機能などは使えません。
通常対局は、自由に対局できるこのアプリのメイン機能です。
ヒント機能で、次の手を教えてくれます。
分析(Analysis)モードにすると、手動で棋譜の入力ができます。
また分析モードでは、「Book」ブック(序盤定跡)による次手のパーセント表示、「Engine」チェスエンジンに次手を思考させる(複数の候補手を思考する設定可能)が選択できます。
※「engine」のメニューから「Arrows」をチェックすると、盤面に候補手が評価値の色付き矢印で表示できます。
初心者に嬉しい機能は、駒をロングタップすると移動できるマスに評価値が色付き(緑〜赤)で表示する機能ですね。
おそらく緑色、黄緑色、橙色、赤色、それぞれの濃い薄いの8段階で評価値が表示されると思います。
(駒をタダで取られるマスは濃い赤とか、定跡とか好手は濃い緑とか)
試しに初期局面でナイトをロングタップすると、中央方向への移動は黄緑色で、端への移動は橙色ですね。
対局画面のアイコンの意味が分からない時は、アイコンをロングタップするとテキストがポップアップ表示されます。
コンピュータのデフォルトエンジンは、Deep Fritz 15です。
強さは、Newbile(1200)〜Grandmaster(2800)まで5段階で選択できます。
設定でエンジンの選択ができますが、インストール済みのKomodo Chessエンジンは選択できました。
(他のエンジンは選択できないかな?)
Komodoエンジンは、最強争いをしているチェスエンジンですね。
先月リリースされた最新のKomodo13(有料)も選択できました。
※古いバージョンのKomodoエンジンは無料です。強さは大きくは変わらないと思います。
【棋譜管理機能】
棋譜管理は、サイドメニューの「SD Card」です。
デフォルトで過去(1851年〜2017年)の名局800局を収録したデーターベース(greatgames.pgn)が付いています。
greatgames.pgnの棋譜はコメント付きですが、残念ながら英語コメントですね。
ディープ・ブルー対ガルリ・カスパロフの有名な対局も収録されています。
名局を読込んで、最新のチェスエンジンで分析することもできるのでチェスの勉強にもなりますね。
任意の文字列でデータベース検索もできます。
自分専用のデータベースの新規作成や、ダウンロードしたチェスの棋譜(pgnファイル)の読み込みもできます。
データベースのデフォルトフォルダは「download」フォルダと同じ階層の「chessbase」フォルダなので、階層を一つ上がって「download」フォルダを選択すると、ブラウザでダウンロードしたpgnファイルが読み込めます。
ここまで機能が豊富で、580円は大変お買い得なチェスアプリですね。
画面が横でも縦でも使えるのも嬉しい。
Androidタブレットでアプリを購入すると、Amazon Fire7タブレットでもアプリが無料で使えますね。
※要Fire7タブレットでGoogle Play Storeが動作する設定。
【リンク】
Fritz - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=chessbase.android.fritz&hl=ja