「柿木将棋IX」はマウス&キーボード操作対応で、タッチ操作には未対応です。
タッチ操作未対応のソフトを設定を工夫して、タッチ操作メインで快適に使う方法の解説ですね。
【1】画面を大きくする
画面サイズを少し大きくしてタッチし易くします。
・コントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→ディスプレイで、”全ての項目のサイズを変更する”を「中ー125%」に設定します。
・変更できない時は、先に直ぐ下の”すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用する”をチェックします。
【2】テキストのサイズを変更する
Windowsのメニュー等のテキストサイズを大きくしてタッチし易くします。
・コントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→ディスプレイで、”テキストサイズのみを変更する”を実行します。
・タイトルバー、メニュー、メッセージボックス、パレットタイトル、アイコン、ヒントのテキストサイズを好きな値に大きくします。
・メニューのテキストサイズは14ポイントにしました。
【3】ツールバーのサイズ変更する
ツールバーのサイズを大きくしてタッチし易くします。
方法が分からなかったので、作者の柿木さんに問い合わせてアドバイスを頂きました。
> ツールーバーについては、文字を表示する隠し機能があります。
> エディタで次のファイルを開きます。
> C:Usersユーザ名AppDataRoamingKakinokiKShogi9.env
>
> ツールバー文字 : 1 #
>
> という行がありますので、上のように、1 とします。
> こうして、柿木将棋を起動すると、表示/ツールバー のメニューに
> ツールバーの文字 のメニューが出ます。これをチェックすると、
> これをお試し下さい。よくなかったら、チェックを外すといいです。
(柿木さんの回答の一部引用)
私の環境では、”AppData”が隠し属性になっているのか表示されないので、”KShogi9.env”を検索しました。
検索結果の”KShogi9.env”をタップして、開くアプリでメモ帳を選択して、メモ帳で開きました。
”ツールバー文字 : 0 #”になっていたので、0を1に変更して上書き保存しました。
※(注意) 設定ファイルの書き換えを間違えると、ソフトで思わぬ不具合が発生するので注意です。最後は柿木将棋のアンインストール&再インストールで正常に戻ると思います。
【その他】
・対局開始後の操作は、駒をタップして選択、移動先をタップすると駒が移動します。(標準設定の場合)
・画面サイズを125%にすると、将棋GUIソフト「将棋所」の対局設定ウィンドウの下部ボタンがタスクバーにかかり表示されなくなりました。画面を回転させて縦表示にすると表示可能です。
・どうしてもマウスで操作したい時は、タッチ画面をタッチパッドにするソフト「TouchMousePointer」(無料)等を使う方法もあります。
【リンク】
柿木の将棋ソフトウェア:
TouchMousePointer タッチパネルをタッチパッド化: