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「柿木将棋IX」をWindowsタブレットで便利に使う

コンピュータ将棋「柿木将棋IX」(Windows版)を、8インチWindowsタブレット(Windows8.1)で、タッチ操作メインで便利に使う方法を紹介します。

「柿木将棋IX」はWindows用のシェアウェアで、ベクターのシェアレジで1,080円(税込、手数料込み)で販売しています。
強さは最強でアマ四段程度ですが、棋譜管理機能と詰将棋機能が充実しているので根強いファンの多いソフトです。
「柿木将棋IX」はマウス&キーボード操作対応で、タッチ操作には未対応です。
タッチ操作未対応のソフトを設定を工夫して、タッチ操作メインで快適に使う方法の解説ですね。

【1】画面を大きくする
画面サイズを少し大きくしてタッチし易くします。
・コントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→ディスプレイで、”全ての項目のサイズを変更する”を「中ー125%」に設定します。
・変更できない時は、先に直ぐ下の”すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用する”をチェックします。


【2】テキストのサイズを変更する
Windowsのメニュー等のテキストサイズを大きくしてタッチし易くします。
・コントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→ディスプレイで、”テキストサイズのみを変更する”を実行します。
・タイトルバー、メニュー、メッセージボックス、パレットタイトル、アイコン、ヒントのテキストサイズを好きな値に大きくします。
・メニューのテキストサイズは14ポイントにしました。


【3】ツールバーのサイズ変更する
ツールバーのサイズを大きくしてタッチし易くします。
方法が分からなかったので、作者の柿木さんに問い合わせてアドバイスを頂きました。

> ツールーバーについては、文字を表示する隠し機能があります。
> エディタで次のファイルを開きます。
> C:Usersユーザ名AppDataRoamingKakinokiKShogi9.env
> ツールバー文字 : 1 #
> という行がありますので、上のように、1 とします。
> こうして、柿木将棋を起動すると、表示/ツールバー のメニューに
> ツールバーの文字 のメニューが出ます。これをチェックすると、
> ツールバーに文字を表示し、ツールバーが大きくなります。
> これをお試し下さい。よくなかったら、チェックを外すといいです。
(柿木さんの回答の一部引用)

私の環境では、”AppData”が隠し属性になっているのか表示されないので、”KShogi9.env”を検索しました。
検索結果の”KShogi9.env”をタップして、開くアプリでメモ帳を選択して、メモ帳で開きました。
ツールバー文字 : 0 #”になっていたので、0を1に変更して上書き保存しました。

※(注意) 設定ファイルの書き換えを間違えると、ソフトで思わぬ不具合が発生するので注意です。最後は柿木将棋のアンインストール&再インストールで正常に戻ると思います。


【その他】
・柿木将棋のメニューから”表示”→”フォント設定”で、棋譜フォントサイズ等が変更できます。棋譜フォントを大きくすると、タッチ操作で局面移動が楽になります。
・対局開始後の操作は、駒をタップして選択、移動先をタップすると駒が移動します。(標準設定の場合)
・画面サイズを125%にすると、将棋GUIソフト「将棋所」の対局設定ウィンドウの下部ボタンがタスクバーにかかり表示されなくなりました。画面を回転させて縦表示にすると表示可能です。
・どうしてもマウスで操作したい時は、タッチ画面をタッチパッドにするソフト「TouchMousePointer」(無料)等を使う方法もあります。


【リンク】
柿木の将棋ソフトウェア:

TouchMousePointer タッチパネルをタッチパッド化: