2017年2月16日発売の書籍『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社)、電子書籍版を購入しました。
本書は「因果推論」の入門書です。
2つの事象には、相関関係(同じ傾向)を示すことが有ります。
相関関係が有るからと言って、因果関係が有るとは限りません。
因果関係とは、原因と結果の関係の事ですね。
2つの事象に因果関係が有るのかを分析する手法が「因果推論」だそうです。
はじめにで、3つの関係を読者に質問しています。
- メダボ検診を受けていれば長生きできるのか
- テレビを見せると子供の学力は下がるのか
- 偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか
これらの関係は全て相関関係で、因果関係はないそうです。
答えは全て「NO」だそうです。
実際の分析方法の解説は本文に書かれています。
本書は大変役に立つ良書ですね。
ビジネス書の分野で、今年一番売れた本になりそうな気がしています。
【リンク】
「原因と結果」の経済学 | 中室 牧子 著/津川 友介 著 | 書籍 | ダイヤモンド社