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永遠のジャック&ベティ (講談社文庫) Kindle版

読書の秋なので、おすすめの本を紹介します。

『永遠のジャック&ベティ』(著 清水 義範 講談社文庫) です。

英語教科書でおなじみのジャックとベティが、50歳で再会したとき、いかなる会話が交されたか? 珍無類の苦い爆笑、知的きわまるバカバカしさで、まったく新しい小説の楽しみを創りあげた奇才の、粒ぞろいの短篇集。

1991年に発刊された清水義範先生の短編集です。

現在紙の書籍は絶版で、最近電子書籍化されている事を知って、Kindle版を購入しました。

 

『永遠のジャック&ベティ』は、中学の英語の授業のおかしな日本語を皮肉った作品ですね。

「あなたは○○ですか?」とか、「これは○○ですか?」とか、「私は○○することを欲します」とか。

ジャック&ベティが50歳になって再会しますが、現在お互いが独身なのを知って好きだった思いを伝えようとしますが、急におかしな言葉づかいになり思いを上手く伝えられないという内容です。

 

ずいぶん前に、清水義範先生の講演会に参加したことがあります。

講演会でこの本を紹介されて、日本語の『永遠のジャック&ベティ』を、英語に翻訳した本『Jack and Betty Forever』が発売されたと面白そうに話されていました。

英語版は紙の書籍は絶版で、電子書籍化されていないので電子版を発売して欲しいですね。

 

 

【リンク】

『永遠のジャック&ベティ』(清水 義範) - 講談社文庫

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000161158